横須賀の名所−周辺を含めて−
| 瀧不動 | |
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畠山重忠ゆかりの葉山町重要文化財。重忠が不動明王像を祀って衣笠城攻めの必勝を祈願したとされる。 1180年源頼朝が平氏打倒を旗印に伊豆で挙兵したとき、衣笠に本拠を置いていた三浦一族は呼応して出陣するも、酒匂川の増水で参戦することが出来ず引き返したが、 衣笠城は平氏軍の猛攻を受けることになった。戦況不利となった三浦軍は頼朝が安房へ逃れると知り、城を捨て久里浜の住吉神社に戦勝を祈願、頂上の松に幟をくくり付けて船を出すが、三浦軍総帥の義明は石橋山の合戦に間に合わなかった責めを負って城に残り、主力を頼朝に差し出した残りの手勢で平氏軍の追撃を食い止め戦死した。 このときの攻め手を指揮した畠山重忠は、三浦義明の外孫であった。 弱冠16歳の孫に89歳の祖父が花を持たせ、自分を討って平氏への義理を果たした上は、この先頼朝に従うよう諭したと思われる。1ヶ月後、勢力を盛りかえして鎌倉へ向かう頼朝を、源氏方の白旗を立てて長井の渡しで待ち受け、帰順の許しを請う手際の良さは16歳の才覚とは思えない。 一族の長を殺された三浦の面々は”今更どのツラ下げて”と怒り狂うが、頼朝の取り成しで手打ちになったと言われている。 境内には畠山公一族顕彰慰霊碑がある。近くには重忠が不動明王を祀ったことで水が湧き出たという名前の由来となった不動瀧がある。木古庭の鎮守として長く信仰され、三浦3不動のひとつらしいがよくは知らない。 ここへ行くにはバスが好ましい。JR衣笠駅から逗子行き、または京急汐入駅から湘南国際村行に乗車して不動橋で下車すれば歩いて10分くらいで到着する。 令和8年1月4日改(平成28年3月4日初出) |
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