1.始めた動機 |
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ラジコン自動車(エンジン、電動)を楽しんでいた今を去ること30数年前、三浦半島は長沢に引っ越してきた。同僚の多くは釣りを楽しむ中、間もなく始めたのが、ラジコン飛行機。ポンコツ号ジローを購入。そのころはこの辺りにも飛行機を飛ばせる環境があって、皆それなりに楽しんでいました。
私は、飛ばす度に落とし、日曜日の夜から金曜日の夜にかけて、新たな製作に時間を費やしたものだった。なんとか飛ばせるようになって、ヘリコプターにもトライしたが、自力でやろうとしたため全くコントロール出来ないまま意欲を失って、破損したヘリは粗大ゴミとして最終処分される運命となりました。
その時はもうラジコンをやる環境では無くなるし、やることも無いだろうと思い、ラジコン関係のツール類はすべて処分したが、なぜか今年(平成14年)になって突然始める気になったわけです。今度こそ飛ばせるようにならなければならないので慎重に作戦を立てました。
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2.シミュレータの購入 |
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シミュレータ、これです。最初の頃には考えられなかったツールが実用化されていました。これにはパーソナルコンピュータの進歩が大きいわけですが、何はともあれこれで練習することにしました。旅客機のパイロットもシミュレータ(こっちは並の仕掛けではない)で操縦の訓練をする時代ですから、模型用のシミュレータといえども、精巧に出来ています。
私が購入したのは双葉から出ている、リアルフライトG2です。秋葉原で購入しました。
これはグラフィックがきれいです。飛行場を選択出来るほかに、固定翼、可動翼の中の機種も選べてシミュレータの中では性能も価格も最高級です。ただし、性能が高い故にパーソナルコンピュータに対する要求スペックも高いものがあり、購入に当たっては注意が必要です。それにアプリケーションのインストールにも経験が必要です。ま、インストールはパーソナルコンピュータを使いこなせるひとにやってもらえば安心です。

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3.EPコンセプトSRシュワイザー300C |
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シミュレータでそこそこコントロール出来るようになったところで、いよいよラジコンヘリコプターを購入。まずは手軽に始められる電動式を購入。ラジコン用のエンジンは焼き玉2サイクルが主流で回転数が12000rpmから15000rpmにもなり、小さい割に騒音が半端でないので、近所でやれる場所が無いのが難点。従って電動式から入った。(昔、昔の大昔の沿岸漁船のエンジンが焼き玉。ポンポン蒸気と言ったのだが、その名の通り、朝なぎの浜にポンポンポンと優雅な音を響かせていた)
フルセットを秋葉原で購入。比較的広い駐車場で練習開始。しかし、バッテリーが5分程度しか保たないからバッテリーパックを4本そろえたけれども、これでも足りない。電動式は全くの初心者には向かないように思う。しかしシミュレータは恐るべし。なんとか浮上出来るようになった。 |
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4.ダルマヤ模型店 |
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電動式で50cm程度に浮上させることが出来たので、いよいよエンジン式に移行することに決定。横須賀付近には飛行場を確保しているラジコン店がないため、遠くを覚悟で適当な店をHPで探す。
ありました。ダルマヤ模型店。3日間の特訓で、ホバリング出来るまでに、ヘリ塾を開設して以来2000人以上を訓練したと豪語しているから、電話してみたら飛行場に来て見て欲しいとのこと。場所を聞いてナビユーを頼りに行ってみました。
丁度入門初日のひとがいたので、しばらく練習を横で見学。飛行を楽しんでいる会員の皆さんに聞いたところ雰囲気もいいので、次の週から入門することに決定。1週間後の土曜日、日曜日もやるのでホテルを確保して出発。
店に着いてシャトルスカディ50を購入して、早速組み立て開始。塾長のダルマヤ店主が手際よく2時間程度で組み立ててしまった。飛行場では最終調整をしながら、始めに模型ヘリについての説明(この時間がエンジンのブレークインにもなっている)のあと、名物の特訓開始。電動式では浮上できるがエンジン式は初歩から始める。ダルマヤの教程はラダー、エルロン、エレベーターの操作練習を地上でそれぞれ燃料4リットル合計3缶消化するように組まれています。これをヘリを浮かさずに辛抱強くやるわけです。私は、3缶を消化し、4缶目で浮くようになりました。この間破損することなく、燃料費だけで済みました。この間の難点は、地上で練習するため機体が泥で汚れること。排気の汚れに泥が着くからしまうときの手間がかかった。
ここまでくれば、調整が完全な機体であれば、浮上した機体の姿勢の変化に指が反応するのはそれほど難しくありません。シミュレータの力は絶大ですが、いかんせん機体の調整は初心者には無理ですから、まず、ひとりでは不可能としたものです。指導者なしには無理でしょう。確実に飛ばせるようになるには、飛行場を確保し、指導してくれる模型店を選ぶことが大切です。
なお、ダルマヤ模型店は店主が高齢のため現在は閉店しています。
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5.シャトルスカディ50 |
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高くあげられるようになった |
はじめてのホバリング、よたよたしている |
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エンジン式を始めて5ヶ月目、横向きホバリングはクリアしたが、対面はシミュレータでも出来ない。先日強引にチャレンジしたところ、ヘリがどんどん遠くへいってしまいパニックになった。コントロールがままならず上空を暴れまくり危険な状態だったので、一時は地面へ激突させての回収も考えたが、奇跡的に無傷で回収成功。あの恐怖はもうこりごりである。遠く離れたときのコントロールが十分でないので、その練習中。
最終的にはゆっくり飛行させることが目標。その次はビデオカメラを搭載しての空中撮影。小型のデジタルビデオカメラはまだ無い。
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6.トラブル集 |
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EPコンセプト |
モータのブレークインをやらなかったため、ブラシとコミュテータの接触が不完全のままでフライト練習。その後のブラシの交換時も全くやらなかったら、ブラシとコミュテータの削り合いとなって、結局モータが回らなくなったので、モータを交換。 |
交換したモータが標準のモデルより高性能だったためか、大電流が流れたため、駆動アンプが熱で変形。アンプとモータを交換。 |
操縦未熟のため、墜落3度。ローターブレード、テールブーム、スタビライザバー、テールブレードなどを交換。 |
スロットルを最スローにしないでモータスイッチを入れたため、突然ローターが回転。破損。3回くらいやってしまった。発泡スチロール製であったため怪我をせずにすんだ。ラッキー。 |
風にあおられて着陸に失敗。ローターが地面と接触して破損。スピンドルシャフトもわずかに変形。交換。マストは無事らしい。スペアはあるが交換せず。H.14.11.30 |
シャトルスカディ |
整備不良によるビスのゆるみが原因の振動が発生。このためジャイロが誤動作してテールが安定しない現象が生じた。点検は毎回行うことが重要。 |
やはり整備不良が原因で、プラグのゆるみによるエンスト。地上1.5mだったので無事に着地。 |
燃料が半分以上残っているにもかかわらず、回転数が上がりエンストした。燃料を使い切ったときの状態と同じ。原因は、燃料タンク内のパイプが溶けて穴が出来ていた。 |
突然エンストして地上2mから草むらに墜落。草の背が高く、エンジンがストップしていたため、損傷なし。原因は、交換した燃料パイプがタンク内で脱落。 |
風でテールをとられる風見鶏効果を無くするため、コマ式からピエゾ式にジャイロを交換。今までが嘘のようにテールが安定。 |
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